「アラーキーと女とエロ」

今月のアサヒカメラの表紙を見た時に喜びで思わず声が漏れてしまいました。なんということでしょう。ボリュームも満点でいっぱい写真も載っているしインタビューまである。今すぐに読みたいけど周りに女の子がいるのでセクハラ間違いなし。でも表紙が空でよかった。とりあえず見た目は問題ない。そして周りを警戒しながら満員電車のおじさんのように少しだけ開いて読み始めました。やっぱりアラーキーは最高だった。

 

最初のページからいきなりエロ!

熟しきった被写体の女性の体からは人生の凄みすら感じてしまう。ブラックデビルのような唇。そして顔は木の葉っぱで隠れている。何でなん??アラーキーは女の人生は顔に出て、顔が一番エロいって言っていたような気がする。その顔が隠されている。ということはある意味、AVのモザイクと同じだということだな。勝手に解釈して満足したので次にいってみよう。

 

アラーキーテイストの写真

アラーキーワールドに浸りながら見ていると見開きで普通の交差点の写真が現れた。本当にナンテコトノナイ風景。だけど心にキューンときました。伝わる。伝わる。その瞬間の空気感。シャッターを切った時の気持ち。尊敬するアラーキーの凄さを改めて感じました。自分が写真で表現できる立場になれたことが本当に嬉しく感動するくらいキューンとくる写真です。

 

カラーで全裸写真のコンタクトシート

ドカーンと見開きに18カット=18人。ひとり、ひとり、見ていくと見事に普通の人ばかり。さすがアラーキー。ポリシーにブレがない。確かキレイなおねいちゃんは篠山紀信が撮ればいいと言ってた。その言葉に全く嘘がない。生々しくエロい。つまり生エロい。そして18人が全て違い、それぞれの人生が表現されている。シチュエーションもライティングも手が込んでいない。なのにこんなに伝わってくる。やはり写真はシンプルな中に表現されていくものが見るものの心にダイレクトに伝わると再認識しました。

 

アラーキーのお言葉

 

「狙いはね、よーしなんでも撮ってやろう。どんなときもステキだ!」

すごい。本当にすごい。涙が出そうになる。

 

「傑作だけ選んで展示する時代じゃない!」

おっしゃる通りです。

 

「老いていかないと写真は良くならないね。老いていくってことは生きていくってことなんだよ。」

年をとると感性が鈍くなるから写真がダメになるとか言っている人達に教えてあげたい。

 

写真は人生だー!!!