「あゝ、荒野」

寺山修司の長編小説です。今回、このテーマを選んだ訳は久しぶりにタイトルをネットニュースで見たからです。思い出してみると初めて読んだ時、60年代の新宿という街で特徴のある登場人物同士の交わりが印象に残りました。その後、森山大道の写真で構成された「あゝ、荒野」を再び読み、写真と詩的な文章との組み合わせに心を揺さぶられました。

僕が写真を撮る時には常に人生のせつなさやはかなさを意識しています。明るくハイキーでボケている綺麗な写真も良いですが、僕が写真で表現したい事はそこにはありません。消費財としてでは無く、誰かの心にとまる様な写真を撮る人でいたいと思います。何十年か経ち、映画化した作品のメインビジュアルを撮影する森山大道のカッコよさは半端ない。